コラテラル

 注意:ネタバレありますよ。
題名の意味を映画観て知ったるし。本当にその名の通りの「巻き添え」ものの映画でした。あたしはトム・クルーズが大好きでいい評判、悪い評判関わらず観にいってしまうのですが、これはトムより共演のジェイミー・フォックスの刻々と変わる心情と表情に、思わず「う〜ん」とうなってしまいました。まぁ悪役であたし的に「とてもいいの!」って作品になるものは数少ないので、今回はトムは置いておきますw
 でも、今回もお金節約のためレイトショーに行ったのですけど、るし御用達の映画館は大抵指定席になっています。朝一番の放映か、よほど人気がないロードショーに限り自由席になったりします。「コラテラル、レイトで大人1枚お願いします。」(ここでいつもなら、どの辺の席になさいますか?って問い合わせがあるんだけど)「自由席になりますので、お好きなところへどうぞ」って言われました(がーん)。ぇ〜…、うそん〜、そんなに人気ないのこの映画。ションボリ…。でもせっかくの自由席だから、一番いい席を確保せねば。いっちゃん後ろのど真ん中を確保。お隣は(1席空けてだけど)おじぃちゃんが座ってました。
 シニア割引って結構いいわよねぇ…、あたしもお年を召したらこんな風に映画観たいもんだと思いつつ、お茶飲み飲み鑑賞。夕飯を食べてから来てるので、お菓子類は用意しません。(レイトショーに限りだけどw)
 のんびりとした序章で、将来リムジンサービス会社を経営しようと夢見るタクシー運転手マックスと、後でキーパーソンになる女性検事・アニーとの対話がある。これが何ともアメリカらしい様が描かれている。そこへ殺し屋のヴィンセントとの予期しない契約で5人の殺人ツアーに巻き添えになるマックス。こんなのいやだ、俺を巻き添えにしないでくれ。警察にいこう。他の運転手を探してくれ、いっそ殺してくれ…と悲観にくれるマックスだが、段々と流されるままじゃいけないと気がつき、5人目の被害者が誰か分かった途端、行動的な男に変わるマックスをジェイミーが、とてもよい表情で演じている。
 あー、映されるロスの風景がとてもきれいでしたね。ほとんど夜のシーンでしたが、見づらいとか、暗いだけの印象とかそんなものはなかったですね。きれいなシーン満載。ロスの夜景はこんなにきれいなのかなぁ…と思わされました。
 最後はあっけない終わり方だか、初めてマックスとヴィンセントが交わした会話の中の話に、自分がそうなってしまって、ヴィンセントが一人苦笑いしている様がとても悲しかったなぁ…。あぁ、すごいネタバレを書いてしまっているかもw この映画を観ようと思ってる人、ごめんなさい。でもるしはとてもいい映画だと推薦しますよぃ。