引き継がれるもの

 今日は会社で、とある分析機器の引継ぎをするべく教育を行いました。まぁ、新聞にも載っちゃってるので、書いてもいいんだけど、うちの会社の2部門ある事業のうち、1部門を売りに出してしまったので、会社の資産を色々折半してる最中なのです。るしが仕事している分析部門なんかは、「この分析機器はA部門だから残しておく。これは売られたB部門のだから、あっちに移動させておく。だからこれは引継ぎをして、B部門の誰かにやらせなければならない」のである。

 そういうわけで、分析機器の教育実習を行いました。文書化されて、手順書になっているものはいいんですけど、そうではない、機器のメンテナンスとか、わざわざ文書にしなくてもいい細かいことなどを、こう口頭でぺらぺらぺらとしゃべりながら、実習を行っていくわけです。

 何がつらいって、しゃべりすぎて辛いw 普段、分析は人としゃべりながらする仕事ではないのです。だって黙々と淡々と、作業を進めるので手一杯。だから必要以上にしゃべるととても疲れる作業になることに、今日気が付きました。今日だけで一週間分以上しゃべった・・・いや、2週間分くらいあご動かした気がする。教えられる方は、黙って聞いててもいいので、比較的楽そーです。いや、あたしが必要以上にしゃべってるだけで、主観的に見て、相手側が楽そーに見えてるだけなのかもしれない。向こうは向こうで、初めて触る機械にびくびくしながら、触ってるのだから、それはそれでストレスになってるはずだしね。

 とりあえず、一通りのことは教えられた。人に教えるって、自分がちゃんと分かっていないと教えられないから、教えてる途中で勉強させられることも多い。あれはこんなんだったとか、思い出しながら指導してる自分が、ちょっと恥ずかったるしですた。